アクセスカウンタ

プロフィール

ブログ名
yamamotoyoshihiko
ブログ紹介

help RSS ブログ 新着記事

タイトル 日 時
川勝平太著『近代文明の誕生』
川勝平太知事様 ご高著『近代文明の誕生』について2012.04.18  以前にいただきました、ご高著『近代文明の誕生』をようやく時間をとって、このほど読むことができました。おそらく同世代だからでしょうか?私も大学入学以来、そもそも歴史を日本、東洋、西洋などと分化して解釈するのは大きな歪みを生じてきたと認識し、修士課程以来、日本経済史を少しでも国際的関連性の中で理解したいと考えてきました。さらにマルクスから出発しつつも、彼の東洋認識がご指摘のようなインドからの歪んだイギリス人の目による認識にある... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/05/01 23:12
栗原彬、テッサ・モーリス=スズキ、苅谷剛彦、吉見俊哉、杉田敦、葉上太郎『3.11に問われて』
栗原彬、テッサ・モーリス=スズキ、苅谷剛彦、吉見俊哉、杉田敦、葉上太郎『3.11に問われて』岩波書店、2012年2月  本書は昨年の3・11以降の事態の変化をどのように捉えるかを外国人の目、外国にいる日本人研究者、日本国内の研究者、ジャーナリストのそれぞれの目から、どう捉えるべきかを実地見聞を通して捉え直そうと努力した共同研究の表明である。  逐一最もな指摘で、よく捉えていると同時に、実は現実の前でたじろぎ、判断を探し続ける研究の姿を表出していて、説得的でさえある。大津波と自信んお腹で失われ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/04/12 23:53
ロナルド・ドーア『金融が乗っ取る世界経済』中公新書、2011年10月
 ロナルド・ドーアは日本の戦後農地改革の著書を1960年に出版した欧米人による日本研究の先駆者の一人である。昨年もNHKの百年後へのメッセージでも証言を行なって、その見識が広く知られている。この著作では、アメリカを先頭に展開されてきた新自由主義的経済運営がいかに人々の日常生活してやまない。アメリカ流のビジネススクールの教育がこれを勧め、我が国の小泉・高中改革もまさにそのお先棒を担ぐものとして手厳しい批判を行なっている。労働分野でも人々を塗炭の苦しみに追いやってきたからである。  翻ってその後の... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/04/12 23:31
『福島は訴える』かもがわ出版、2011年11月 
 先日の経済系4学会合同の大地震・福島原発事故フォーラムに参加した際に『福島は訴える』を購入し、早速一気に読みました。本当に問題点が様々の角度から展開され、他の地域の人々にもよくわかる内容であるばかりか、人々の痛憤の思いをしっかりと受け止めることができる内容で、感謝致します。改めて原発人災の冷厳なる事実を見ることによって、この国の本当の再生ができるはずなのに、現政権は再稼働を目論むしまつ。これではまたもや日本近代経済誌を研究してきた私から見れば、第二、第三の「敗戦」ではないかと感じるのです。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/03/28 23:37
橘川武郎『東京電力 失敗の本質』東洋経済新報社、2011年11月10日
  橘川武郎『東京電力 失敗の本質』東洋経済新報社、2011年11月10日  本書は著者の立ち位置を極めて鮮明にした作品であるとしてよかろう。同氏の精緻な東京電力と松永安左エ門の多くの業績はつとに知られてきたところである。そのスタンスは、松永の合理的精神が、戦後高度成長期の9電力体制の経営発展を支えてきたことを強調すると同時に、石油危機以降の電力各社、なかでも巨大な東電の経営姿勢が、あたかも国家丸抱えの官僚と事業経営の癒着構造を生み出し、本来、発送電一体の下での自自由競争主義の発展が期待された... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/03/27 11:25
橘川武郎『松永安左エ門』ミネルヴァ書房、2004年
 本書の最大の特徴は、松永安左エ門という稀有な電力業経営者を中心にした電力業の歴史である。しかも松永が一貫して発送電一体の企業経営を志向して、戦時下の発送電問題や戦後改革期の「民営化」の時期、さらに高度成長期の電力事業の安定化策を実践してきた人物であることを浮き彫りにし、その合理性の根拠を明確化しているところであろう。  橘川氏は松永に関する緻密な大著を以前に公刊しているので、その実績を踏まえた評伝といってよい。特に強調しているのは松永の発送電一体の民営路線が意味のあった時期は実は1960年代... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/03/26 16:25
 四学会連合「震災・原発危機問題シンポジウム」
 四学会連合「震災・原発危機問題シンポジウム」  2012年3月24―25日  3月24−25日に福島大学を会場にした「震災・原発問題福島シンポジウム」(経済理論学会・経済地理学会・日本地域経済学会・基礎経済科学研究所共催、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター・日本経済学会連合後援、協賛政治経済学・経済史学会)に参加し、討論に加わってきました。  この学会連合はまず福島の人々の思いに心を合わせて経済系の専門家たちが何ができるかを探るというものですが、同時に地元で苦労されている農民組織、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/03/26 16:14
大島堅一『再生可能エネルギーの政治経済学』東洋経済新報社、2010年3月
 本書の卓見は、電力の各種のコスト計算であろう。そのための手法として有価証券報告書まで遡って、計算したこと、それに加えて各種電源の設置を含む社会的コスト部分も参入し、その上で、原発コストの総体的な高さを実証したことであろう。これがまず第一。しかも東日本大震災から一年も前に指摘していることである。  第二に、エネルギー源の多様化を図るための基礎的検討として、ドイツをはじめとする再生可能エネルギー導入の試みを価格固定型と導入目標数値設定がtの想法のメリット、デメリットの点検を現地調査によって裏付け... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/02/25 00:22
池田信夫『原発「危険神話」の崩壊』PHP新書、2012年
池田信夫『原発「危険神話」の崩壊』、車中で十分に読みあげてしまいました。こんな低水準の作品が売られているかと思えば本当にひどいものです。他者の認識を十分に理解せず、しかも曲解と虚構の上に自己主張するという類のものです。  ただし武田邦彦氏の動揺的発言を批判している点は同感です。それでもまたぞろ始まった原発再稼働合唱隊に馳せ参じたとしか思えないシロモノです。  第一、未だに原発コストは高くないという主張に、財政投資その他周辺投資分、大広告宣伝料などを外している始末ですから驚きです。おまけにこの... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/02/25 00:04
原発政策の現状ー2012年12月−2012年1月末
 2011年7月段階までの私の認識は既に公表した論考通りであり、その後の自体の変遷についてもこのウェェッブサイトですでに述べている。そこで今回は年末から今日までの自体について目立った問題点を述べよう。12月初めに東京電力は福島第一発電所の事故は基本的に「想定外の」大津波によって原発が運転不能に陥ったと報告した。またこれに照応するかのように、12月26日には政府の事故調査・検証委員会も事故は基本的に東電の報告に沿って、大津波によると述べている。しかし政府の委員会には原発技術者が含まれていないために... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/02/11 13:20
田中三彦『原発はなぜ危険かー元設計技師の証言』岩波新書、1990年
 評者がまず指摘しておきたいのは、本書の初版が出されたのが1990年という時期であったこと。当時はチェルノブイリ事故からまだ4年が経つかどうこの時期であった。にもかかわらず元設計技師としての体験に基づいて冷静な筆致で原発設計の問題点を逐一解説する形で、結局はたいへんな危険な施設として登場していたことを暴露している。しかもそのときから23年が経とうというのに何ら古さを感じさせないどころか、福島事故で登場している諸自称の全てを十分に説明できてしまう。ここに本書の優れた内容が示されよう。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/02/11 00:22
大島堅一『原発のコスト』岩波新書、2011年
 本書は原発推進勢力が政府と共にこれまで長く述べてきた原発コストが他の電源コストよりも安価であるという認識がいかに誤ったものであるかを明快に述べる。要するにこれまでの「安価な」原発コストの依拠してきた論理が、直接的に算定される経費の項目に問題があるという。2011年3月の原発事故以来、この課題がしばしば取り上げられてきた。問題なのは、まずは原発立地に際しての直接的建設コストに地域の人々の「合意」調達のための周辺施設投資で国家財政が湯水のように投げ込まれてきた事実、それの「原発安全」のための宣伝経... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/02/11 00:15
児玉龍彦『内部被曝の真実』幻冬舎、2011年
本書は2011年7月に国会で同氏が陳述した時に、「満身の怒りを持って」と国会に迫った福島の子供たちの被爆への早急の向き合いの重要性を訴え、自らも毎週機材を積んで、福島県南相馬を中心にの各地の除染に獅子奮迅の努力が脚光を浴びたことで知られる。その国会での陳述を含む活動の記録といっても良い。ご本人は少し大人げない行為だったと述べておられるが、そんな風には捉えられない。ここに正義漢ありの思いをしたのは私だけではあるまい。本書はそうした背景を持つが、事実は低線量放射能の危険性を簡潔に教え、社会に警鐘を鳴... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/02/10 23:47
石井寛治『経済発展と両替商金融』有斐閣、2007年
石井寛治『経済発展と両替商金融』有斐閣、2007年 2012年1月27日 この数日、先生の『経済発展と両替商金融』を読ませていただきました。 実はある雑誌に春日豊氏の大著を中心に論評をすることになっていまして、検討するうちに先生をはじめ先行の財閥研究しに目を通す必要を感じて勉強を始めて1年以上。  その中でも日本の前近代社会から明治期への移行をどう見るかを考えざるを得なくなって、先生のこの御著書に思い至った次第です。  読めば読むほど、どうもこれまでの資本主義論や資本主義論争で見失わ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/01/28 08:07
川瀬憲子『「分権改革」と地方財政―住民自治と福祉社会の展望』
川瀬憲子 2011/02/05 宛先: 2011年2月5日 23:58:09 川瀬憲子 (jenkawa@ipc.shizuoka.ac.jp) この度は御高著を賜り感謝申し上げます。まずはお祝いの言葉を贈ります。ずっと以前から期待していたのでこころから嬉しく思います。今、他の仕事におわれていて読むのは遅れますので、ご容赦下さい。必ず読む予定です。なお序章と終章を読ませて頂きながら、財政の歴史的把握と現状分析の一体性を図るお考えに改めて、前回のご著書との方法的同一性を考えました。私も全く... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/12/23 15:59
静岡県総合研究機構「震災・原発事故後の日本とアジア」第一日:、第二日 私の認識‏
静岡県総合研究機構「震災・原発事故後の日本とアジア」第一日、第二日: 私の認識 はじめに  本論は、2011年11月26―27日開催された静岡県総合研究機構第16回アジア太平洋フォーラムシンポジウムでの、基調講演、報告を聴いての筆者の、当時の段階では既知の情報とその後の情報を踏まえた問題整理である。無論当日筆者も質疑に参加したことをも考慮に入れていることあらかじめお断りしておこう。 1. シンポジウムの概況  (1)第一日の概況と私の認識  第一日の「震災・原発事故後の日本とアジア」で... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/11/26 22:01
大震災を考えるために東京大学社会科学研究所『希望学』全4巻
 『希望学』シリーズをほぼ読み上げました。いつもならシリーズものも必要な個所を読むだけで終わることが多いものです。  しかし今回のもののは「これぞ一定の方法論を駆使した共同研究」であり、しかもえてして専門家の個別的専門の「深化」が意識されるのがほとんどのはずですのに、実際はそうではなく地域の人々との共同作業でもある世界だったのですね。そして研究者もそこから学び取られたことが鮮明に描かれていました。さらに今回は趣きが違っていて、「希望学」の観点の探求を深めつつ、しかもこれを単なる専門分野別地域研... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/11/20 00:04
静岡県中部電力浜岡原子力発電所永久停止訴訟11月14日  裁判
 11月14日(月曜日)午前中に静岡地裁浜松支部で行われた第3回の法廷で、中電側の陳述書面が提出され驚きました。  私も傍聴する機会がありましたので、この陳述書面を読みました。驚いたのは、種々の「安全」説明を施しているのは当然としても、まず第一に昨年12月段階の保安院が安全審査で合格と出しているので大丈夫という書 き方をしていることです。第二に、種々地質学や地盤工学の説明に終始しているだけで、3.11以降に明確となった審査基準の甘さの反省はもちろんありませんし、放射能の飛散による人々への日債... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/11/19 15:58
原発問題ー2011年7月末以降10月まで(野田内閣は何が本音か?
 以上、7月末以降続いて起きている原発問題の状況変化の推移の中から、また3月時点からの事態の推移をも考慮して、次のような論点整理をしておきたい。  第一に、そもそも国の原子力政策の根幹に何がなんでも原子力発電を日本に定着させようとする強い意志が働いてきたこと、その一部には政界や財界の中で、日本の対外プレゼンスの強化を狙った核保有志向があったといえよう。第二には、そのために原子力発電が重要不可欠であり、それとともに1950年代初頭の第五福竜丸事件を契機に澎湃として展開してきた国民の平和志向と反核... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/10/17 10:09
山本義隆『福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと』みすず書房、2011年
 本書は基礎物理学と科学思想の研究者である著者が、今回の原発事故を語る、その教訓から何を学び、今後の方向性を指摘する。評者は小作品ながら物事の本質を極めて鮮明に描いた作品であると思う。要するに評者もこれまで指摘してきたように、@未完成技術への依存の問題、A原発職場の労働に対する過酷な労働実態の強制、B原子力村の閉鎖性と原子力開発を、実は支配層にとって原子爆弾開発の潜在可能性の探求と裏腹の関係で、それ故にこそ「国策民営」による展開を見てきたこと、Cエネルギーの不足の可能性を示すことで、資本の外国へ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/10/09 15:57

続きを見る

トップへ

月別リンク

yamamotoyoshihiko /BIGLOBEウェブリブログ
[ ]