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help RSS 駆け足のアメリカ散見 2008年冬

<<   作成日時 : 2009/01/02 14:51   >>

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駆け足のアメリカ散見 2008年12月30日記す
 もう一つのお答えです。バークレーで、旧友にお会いしたこととは別に、やはり思いの外厳しい経済環境で、私の居住したバークレー北郊外の町でも、私が利用していたいくつかの店じまいの状況も目立ち、土地や住宅の売り出し、貸し出し中(RENT)の看板が目立ち、私の居住していた集合住宅も空き家が目立ち、RENTの広告が、オフィス前の通りの目に見える大型広告で示されていました。大規模店舗さえ引っ越し(MOVE TO THERE)の姿を見ました。本当に廃墟化してしまうばかりのアメリカです。ターゲットTARGETという老舗スーパーも、私の暮らしていた場所からさらに次の駅に移転MOVEという状況でした。
 でも毎日のテレビニュースではカリフォルニア州のサンフランシスコ周辺はまだ地価が5%程度のマイナスで済んでいるものの、ロスアンジェルスはもとより軒並み15−20%の地価下落、MACY’Sメーシーズ、BLOOMINDALEブルミンデールなど1930年代からの老舗百貨店でさえ、歩いていると何と75%割引、車もトヨタでさえカムリでしたか新車購入に際して1000jキャッシュバックなどがテレビで、連日広告報道です。
 むろん3大クルマメーカーの宣伝もほとんどかき消えて、出ているとすればトヨタ同様、キャッシュバック附きですから。サンノゼも大変です。
 そんな中で買い求めた最新のタイムで、オバマ新大統領特集でほとんど埋め尽くされ、帰りの機内で全て読みましたが、さすがと思ったのは、アメリカでは転換が早く、1930年代はおろか19世紀末の危機を突破したセオドア・ローズベルト大統領時代の政策の歴史を詳細に論じ、オバマ氏がこの道を辿ることへの展望と、オバマ氏への長いインタビュー記事で同誌が1990年代の日本の危機の教訓と、スエーデン経済の見事な返り咲きへの視野を基盤に経済政策を実行するとの決意を表明していたのは本当に視野の広さを感じさせるものでした。そこでオバマの強調していたことは、社会保障と教育、環境問題への重点投資の必要性、低所得者減税などでしたが、歴代大統領としてはじめて核のない世界を目指すと言い切っていたことにも、感動さえ覚えました。
 そのなかで低所得層への配慮、医療保険、教育への投資の重点化をきちんと明示していたのも好感の持てることでした。
 私の狭い歴史知識でも、重要なことはクレディビリティの回復が今のアメリカの必須事項で、丁度1930年代のフーバーからフランクリン・ルーズベルトへの転換に匹敵する状況です。本当にブッシュの政治には国民が愛想を尽かしていて、党派、年齢、民族の差を超えてオバマへの賛同が見られています。タイムではこれを既成政党の枠を超えてオバマ党と呼んでいます。

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